賃貸経営をしようとしている方は、建物の構造について知っておく必要があります。
木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造など建材ごとに特徴があり、耐久性や生活環境も大きく違って価格にも関係してきます。
賃貸経営するなら、どの建材や工法で住宅を建てるかの選択は重要です。
この記事では賃貸住宅に利用される構造について、使用される建材ごとにご紹介していきます。
賃貸経営で知っておきたい木造の建物構造
木造建築は主要部に木材が使用される構造で、ほかの建材よりも建設コストを抑えられる点がメリットです。
建設コストが低く抑えられれば、家賃を低く設定しても収益を上げやすくなり、居住希望者も見つけやすくなります。
また、通気性や吸湿性が高く、居住環境が快適なのも利点です。
一方で、火災に弱い性質や、耐久性が他の建材に比べて劣るというデメリットもあります。
木造特有の問題として、シロアリや湿気による腐食などにも注意が必要です。
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鉄骨造の建物が持つ特徴とは
鉄骨造は建物の骨組みに鋼材を使用し、使用する鋼材の厚さによって名称が変わります。
厚さが6mm未満の場合は軽量鉄骨造、6mm以上の場合は重量鉄骨造と呼ばれ、どちらも耐震性が高く、減価償却期間を長めに設定できることがメリットです。
鉄骨造は中高層階の建築に適しており、4階から7階建てのアパートやマンションの賃貸経営に適しています。
一方で建築費が高く、家賃を高めに設定しなければ利益が得られにくいというデメリットや、通気性が低いという点も考慮すべきです。
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鉄筋コンクリート造にはどういった特徴があるのか
鉄筋コンクリート造はRC造とも呼ばれ、鉄筋とコンクリートを使用しています。
近年では賃貸住宅だけでなく一般住宅でも採用されることがあります。
耐震性と耐火性に優れ、災害に強い点が特徴で、法定耐用年数が47年と長期間にわたる耐久性があります。
また、遮音性も高く、多くの住人が暮らすアパートやマンションの賃貸経営において、騒音問題を回避しやすいことがメリットです。
一方で、他の構造に比べて建築費が高く、断熱性が低いというデメリットもあります。
また、施工期間が長く、収益化までの時間がかかる点も、賃貸経営を考慮する際に重要な要素です。
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まとめ
賃貸経営をするなら建物の構造は、家賃の設定や耐久年数などさまざまな部分で知らなくてはいけない情報です。
賃貸アパートやマンションを建築する予定があるなら、メリットとデメリットを把握し、どの構造にするか判断する必要があります。
収益と運営していきたい賃貸住宅、予算や競合物件の状況などを考慮してから、建材の選択をしてみてください。
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