アパート経営を始めるには、どのような初期費用が必要になるかご存じでしょうか?
具体的な初期費用を把握しておくと、アパート経営がうまくいきやすくなるかもしれません。
そこで今回は、アパート経営に必要となる土地の取得費用、建物の建設費、それ以外の初期費用を解説します。
アパート経営の土地に関わる初期費用
まず、アパート経営をおこなう場合は、土地を購入するための費用が必要です。
ローンを組んで購入する場合は、必要資金の20%程度の頭金を用意できると、審査に通りやすくなるとされています。
くわえて建物の費用も銀行で融資を受ける場合は、頭金として物件価格(土地代+建築費)の3割以上を用意するのが一般的です。
たとえば、1坪133万円で60坪を購入する場合、土地代として7,980万円が必要になります。
つまりこの場合、20%にあたる1,596万円以上を目安として、頭金を用意する必要があるわけです。
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アパート経営の初期費用のうち建設費用に関わるもの
アパート経営を始めるにあたっての建設費用は、アパートの規模や構造、使用する設備などによって大きく異なりますが、坪単価で概算できます。
たとえば2〜3階建ての木造アパートの建築費用なら、坪単価で70万円から100万円程度が相場です。
軽量鉄骨造の場合だと、坪単価で80万円から105万円程度が目安となります。
軽量鉄骨造は耐久性が高く、木造は比較的安価で建設できるため、初期費用を抑えたい場合に適しています。
また、自己資金の目安は建設費用のうち、3割程度が目安です。
たとえば坪単価70万円で60坪の木造アパートを建てる場合、建設費用は4,200万円となります。
この場合に必要な自己資金の目安は、1,260万円前後となるでしょう。
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アパート経営のそれ以外に関する初期費用
アパート経営を始める際には建設費用以外にも、さまざまな初期費用がかかります。
たとえばアパートローンを組む際には、ローン関連の手数料(事務手数料、保証料など)を考慮する必要があります。
建物の保護とリスク管理のために加入する、各種保険の料金も必要です。
火災保険や地震保険が一般的ですが、施設賠償責任保険や孤独死保険なども、アパート経営では役立つでしょう。
火災保険と地震保険の場合、保険料の目安は50万円前後となります。
そのほか、所有権や抵当権を登記するための登録費用や、不動産取得税も必要です。
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まとめ
アパート経営をおこなうにあたって土地を購入するには、必要資金の20〜30%程度の頭金が必要です。
また、アパートの建設費用は大きさや構造によって変化しますが、必要な自己資金の目安はその3割程度になります。
それ以外にも、アパートローン関連手数料や各種保険料、所有権の登録費用なども必要です。
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