戸建てを建てるときは、だいたい3,500万円くらいが平均の購入価格だといわれています。
では、賃貸物件はいくらぐらいで建てられるかご存じでしょうか?
マンション・アパート経営をしたい方が知っておきたい、賃貸物件の建設にかかる費用を解説します。
不動産投資で知っておきたい!賃貸物件の建設にかかる費用とは
賃貸物件を経営するためには、建物の建設にいくらぐらいかかるかを把握しておく必要があります。
どれくらいの期間で建設費を払い終えることができて、どこから収益になるのか計算するためにも必要な数字だからです。
賃貸物件の建設費用は、どのような建物を建てるのかによって変わります。
計画の段階で詳細な金額を出すのは困難ですが、坪単価と延べ床面積がわかれば概算を算出することは可能です。
坪単価は、木造の場合80万円程度、鉄骨造なら100万円程度、鉄筋コンクリート造なら120万円程度が目安とされています。
各階の床面積が50坪で、2階建ての賃貸物件を建てるのだとしたら、延べ床面積は50坪×2で100坪です。
鉄骨造なら100坪×100万円となり、建設費にはだいたい1億円ほどかかることがわかります。
不動産投資で知っておきたい!賃貸物件の建設にかかる設計料とは
設計料とは、着工までの設計業務や工事の監理業務への報酬で、明示されることはほとんどありませんが、工事費用の内訳には記載されている費用です。
設計料は工務店やハウスメーカーによって異なります。
良心的な価格のところもあれば高額設定されている場合もあるため、チェックしておくといいでしょう。
国土交通省告示では、直接人件費・特別経費・技術料・諸経費を合わせた金額が設計料とされています。
とはいえ、技術料などは明確なものさしがないものです。
いくらになるかは依頼する会社によって異なりますが、相場は総工事費の5%程度だといわれています。
建設する建物を工務店やハウスメーカーが自社で設計する場合は、設計料が安くなる可能性がありますが、設計の変更やデザインの変更の依頼が難しいことがあるようです。
工務店やハウスメーカーが外部の設計事務所に設計を依頼した場合、設計料は高くなりますが、設計やデザインの変更は自由度が増えるでしょう。
不動産投資のための賃貸物件を建設するなら自己資金はどれくらい必要?
賃貸物件の建設には、鉄骨造2階建て100坪で少なくとも1億ほどの費用が必要です。
しかし、1億円をすぐに支払える人はあまりいません。
ローンを利用するとしても自己資金だけで返済するのは難しいので、家賃収入も考慮して必要な自己資金を考えます。
家賃収入の50%以下をローン返済に加えて、自己資金は建設費の30%から50%を準備しておくのが理想的です。
1億円の建設費がかかる賃貸物件であれば、5,000万円は自己資金で用意できるのが理想になります。
まとめ
賃貸物件の建設費用は、普通の住宅建設より高額です。
建設のための自己資金は多ければ多いほど安心ですが、自己資金が少額だから建設が難しいというわけではありません。
少額しか自己資金が用意できない場合は、不動産会社や金融機関に相談してみましょう。
私たち株式会社千羽ハウジングは、賃貸から土地の有効活用のご相談、物件の管理まで幅広く対応いたします。
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