不動産投資や賃貸管理をおこなっていると、団体信用生命保険(団信)が生命保険代わりになると耳にしたことがあるのではないでしょうか?
この記事では、団体信用生命保険の概要と種類について解説しています。
どういったときに使えるのか、便利なポイントは何かを掴みましょう。
加入を検討している、すでに入っているが活用しきれていないという人はぜひ参考にしてください。
不動産投資の世界でよく耳にする団体信用生命保険とは?
不動産業界はとにかく動くお金の額が大きいのが特徴です。
たとえば金額だけでローンを比較しても、教育ローンやマイカーローン、用途が自由なフリーローンについてもせいぜい数百万が関の山でしょう。
しかし、住宅ローンは借り入れることで何千万ものお金を手にすることができます。
当然、返済期間も他のローンとは比べ物にならないほど長くなるのは周知の事実です。
つまり、それだけお金を貸す金融機関側にとっても住宅ローンを扱うリスクは大きくのしかかっています。
この場合、リスクとは貸し倒れです。
貸したはずのお金が何かしらの理由で返ってこないことは、金融機関にとって大きなダメージとなります。
団体信用生命保険は、何らかの理由によって借り手が返済能力を失った際に、借り手に変わって住宅ローンを返済してくれる仕組みです。
名称はもちろん、加入者が出した掛け金を返済能力の亡くなった加入者に充填するという考え方からもわかる通り、生命保険の一種になります。
不動産投資をするなら加入は当たり前!団体信用生命保険の種類とは?
団体信用生命保険は大きく分けて3つの種類があります。
生命保険も被保険者の死亡時(高度障害状態)にお金を受け取れ、そこに医療保険の機能を付けるようなことができます。
これを特約と言い、生命保険や医療保険では一般的な形態でしょう。
団体信用生命保険にも同じような特約がついたものが2つあります。
ノーマルな団体信用生命保険
被保険者が死亡、または高度障害状態に陥った際に、残されたローンを保障してくれる制度です。
がん診断特約付き団体信用生命保険
通常の団信の支払い要件に加え、被保険者ががんと診断された場合も、保障が発動します。
生活習慣病保障付き団体信用生命保険
被保険者が心筋梗塞、脳卒中など脳の病気、糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全、慢性膵炎といった病気により入院が必要となった際、所定の回数までローンが免除される制度です。
団体信用生命保険は病気に対する保障が充実しているようにも見えますが、細かな要件(診断がくだってからの入院日数など)が厳しいという側面があります。
まとめ
団体信用生命保険の概要と種類について解説しました。
生命保険の代わりとして加入するには少々頼りない保障ですが、こと住宅ローンについては安心できる制度でしょう。
不動産は人生のなかでももっとも高額な買い物とされるので、安心して投資できるよう保障の準備も整えておきましょう。
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