不動産投資で土地を探す際、物件の情報に「市街化調整区域」という言葉が記載されていることがあります。
価格の安さから魅力的に映りますが、注意点もあるので慎重に選ぶことが大切です。
そこで今回は不動産投資を検討中の方に向けて、市街化調整区域とはどのような地域であるのかをご紹介いたします。
不動産投資で気をつけたい市街化調整区域とは
市街化調整区域とは、住宅や商業施設などの市街化を抑えている地域のことをいいます。
対照的に住宅や商業施設などが密集し、積極的に市街化をおこなっている地域のことは市街化区域といいます。
市街化調整区域では住宅の建設が原則的に認められていませんが、地方自治体に建設許可申請をおこない許諾が得られれば建物の建設も可能で、比較的購入費用を安く抑えられるのが特徴です。
不動産投資で開発許可を得るためには、主に次のような基準を満たす必要があります。
●市街化区域に近く環境保全に支障がないもの
●もともと居住用や業務用の土地で一定期間内に建築が完了するもの
基準は地方自治体によって異なるので、あなたの投資において建設が可能な地域であるかどうかを確認しておきましょう。
市街化調整区域で不動産投資をおこなう場合の注意点とは
市街化調整区域で投資をおこなう場合、次の注意点に気をつけましょう。
注意点1:インフラが整っていないことがある
開発を抑えた地域なので、電気・ガス・水道などのインフラや下水道などが整備されていない場合があります。
インフラ整備は自己負担になるため、土地を安く購入できても各種開通工事に費用がかかり、不動産投資における利回りが低くなることもあるので注意が必要です。
注意点2:増改築においても建築確認申請が必要
投資家のみなさまのなかには、建物をリフォームしての活用をご検討中の方もいらっしゃると思います。
市街化調整区域の場合はもともと建っている住宅でも、増改築をおこなう際新たに建築確認申請をしなければならない点に注意が必要です。
注意点3:不動産の価値が低い
担保の価値が低いため、住宅ローンを組めない場合がある点にも注意が必要です。
また将来売却する際も価値の低さがリスクになることがあるため、市街化調整区域の売買に詳しい不動産会社を探しておくなど、将来を見据えて対策しましょう。
まとめ
今回は不動産投資を検討されている方に向けて、市街化調整区域とはどのような地域であるのかをご紹介いたしました。
一般的な不動産売買と異なり注意が必要な区域なので、自治体の担当部署に相談しながら土地を選びましょう。
私たち株式会社千羽ハウジングは、賃貸から土地の有効活用のご相談、物件の管理まで幅広く対応いたします。
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