家賃収入を得ることが目的である不動産投資物件の購入に、住宅ローンを使うことはできません。
不動産投資物件のためのローンは、不動産投資ローンといいます。
では、不動産投資ローンと住宅ローンにはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は不動産投資ローンについて、メリットやデメリットもあわせて紹介します。
不動産投資ローンとは?住宅ローンと何が違うのか
不動産投資ローンとは、不動産投資物件を購入するために組むローンのことです。
住宅ローンとの違いを、5つ紹介します。
1つ目は、「目的の違い」です。
住宅ローンは本人が住むことを目的とした住宅を購入するためのローンで、不動産投資ローンは家賃収入を得ることを目的とした住宅を購入するためのローンです。
2つ目は、「ローンの返済に充てる資金の違い」です。
住宅ローンは一般的に個人が働いて得た収入によって返済していきますが、不動産投資ローンでは賃貸経営をして得た毎月の家賃収入から返済をします。
3つ目は、「融資金額の違い」になります。
ローンを組む場合、住宅ローンでも不動産投資ローンでも上限があります。
住宅ローンの場合、一般的に年収の5倍程度が融資額の上限です。
年収500万円であれば、2,500万円の住宅ローンが組めることになります。
ですが、不動産投資の融資額の上限は年収の10倍程度です。
年収500万円でも、5,000万円の不動産投資ローンが組めます。
住宅ローンも不動産投資ローンも、融資額の上限は金融機関により異なります。
4つ目は「金利」で、住宅ローンよりも不動産投資ローンのほうが金利は高額です。
5つ目は、「ローン審査の内容」です。
不動産投資ローンの審査には住宅ローンの審査に加えて、物件の収益性も審査項目に加えられます。
つまり、空室が多くなりそうな不動産投資物件ではローンが組めないこともあるのです。
不動産投資ローンは高額な融資となるため、信用情報に問題がある場合も審査が通らないことがあります。
不動産投資ローンのメリット・デメリットを解説!会社選びも重要
不動産投資ローンのメリットは、少ない投資で利益を得られる点です。
収益が見込める不動産投資物件であれば、ローン返済をしながら収益を得ることができます。
デメリットとなるのが、利息です。
不動産投資ローンの利息は、住宅ローンの利息よりも高額です。
空室が多くなれば、生活を圧迫することになります。
不動産投資物件によっては、金融機関との交渉に時間がかかる場合もあるようです。
通常、不動産会社に仲介してもらって不動産投資物件を購入すると、提携している金融機関を紹介してもらえます。
しかし、不動産会社に提携している金融機関がない場合や、中古物件に関しては紹介できないといわれた場合、投資家本人が金融機関を探さなければいけません。
まとめ
不動産投資ローンは、上手に使えば収益を上げてくれるものです。
しかし、デメリットや注意点もあるため、初めて不動産投資ローンを組む場合は不動産会社や金融機関に相談してみるといいでしょう。
リスクを減らすためにも、慎重に不動産投資物件選びをするのがおすすめです。
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